バージンの血 - チェコ
数千年にわたり、バージンの血は病気を治し、美しさ・若さ・幸せをもたらすと考えられてきました。古代ローマ時代、ウェスタの処女の血は聖なるものでした。中世にはバージンの血がらい病やてんかんに効くと言われていました。ヨーロッパには、バージンの血は若さと美しさを引き出すという言い伝えもあります。
2019年6月、「バージンワールドツアー」はチェコの首都プラハのカドリエンナーレ付近にある産業宮殿を訪れました。10日間、100時間にわたり、回転するガラスのショーケースに閉じ込められた「バージン」と、地元の看護師が毎日繰り返し抜く「バージンの血」の鑑賞をお楽しみいただきました。
プラハの「バージンワールドツアー」で抜かれた血はネックレス・バッチ・キーホルダーなどに分けて入れられ、幸せを引き寄せるオブジェになりました。
血の雫は独特で、小さな風景が閉じ込められているかのようです。
オブジェはショップからご購入いただけます。
協力: プラハ・カドリエンナーレ、舞台美術連盟、照明デザイナー著作権委員会、サラ・ヴィルスレウ / Sara Vildslev、レベッカ・ベンツェン / Rebekka Bentzen、アウネス・ラウベック/ Agnes Rahbek、ヤコブ・ペルク / Jakob Pelch、ヤウ・ダーコ / Yaw Darko、バーガウ・スリダー / Bargav Sridhar、ミカラ・コホトバ / Michala Kohotová、ミュージアムスタッフ、舞台美術家。